レストラン ラ・リビエール

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シェフのヨーロッパ紀行~ボルドー⑤~

お待たせいたしました!ボルドーのシャトー巡りも今回が最終です。

【シャトー巡り⑤】シャトー・ディケム
いよいよ最後のシャトーです。訪れたのは、最後を飾るのにふさわしい、世界の貴腐ワインの頂点に君臨するソーテルヌ「シャトー・ディケム」です。
 
素晴しいくらい手入れの行き届いた葡萄畑。その周りの建物や庭も整備され、まるで映画のワンシーンに出てきそうな、素敵なシャトーです。

   
現在のオーナーは、なんとあのルイ・ヴィトングループだそうです。なんだか納得!
   
   
    
収穫の時期にはこの葡萄畑に150人もの摘み手がヨーロッパ各地から集まり、6~8週間かけて完全に熟した葡萄だけを一粒一粒手摘みで収穫します。
そうやって厳しく選別された葡萄から造られたワインでも、樽熟成の段階で「ディケム」として世に出すに相応しくないと判断されたものは、その年の生産量を減らしてでも容赦なく切り落とされるそうです・・・・
なので、1964年、1972年、1974年などのように、出来が悪い年は、リリースされないヴィンテージもあるんです。これって、莫大な資金がないと出来ないことですよね~。すごい!!
そして、驚くことに、1本の樹から出来るのは、グラスたった一杯分!!

ディケムのワインは新樽で3年以上熟成され、その間に20%以上も減ってしまうそう。そこからさらに最良の樽だけをセレクトし、4年後に出荷されます。気が遠くなるような道のりを経て、私たちの手元に届くんですね~。
   
熟成庫の様子です。この樽の中にディケムになれるワインがどのくらいあるのでしょうか・・・
   
これはラベルに透かしのような型を印字する機械です。目的は偽物を防止する為。
   
こちらは醸造用の樽。(奥に見えてます)

さて、お待ちかねのテイスティングの時間です!(待ってました~^^)
シャトー・ディケム2008
   
まだ若いのでトロピカルフルーツやヴァニラの香りがし、上品な甘さと後に残る穏やかな酸味が素晴しい!
やっぱり美味しい~!!!
この先、どのように成長し、変化していくか楽しみです。
ちなみに、このワインの飲み頃は10年~100年後らしいですよ。こんな長寿ワイン、なかなかないですよね。
   

シャトーを運営する人々の妥協を許さぬ厳しさ、「ディケムに相応しいディケム」だけを造り出そうとする絶えまない努力とプライドに、このシャトーのすごさを感じました。

これでシャトー巡りは終わりですが、シェフのヨーロッパ紀行はまだまだ続きます。
次回をお楽しみに~♫